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建具職人の仕事

建具とは

What is a joinery?

建具とは家や建物の中にある部屋の出入口、また部屋を仕切るための扉、襖、障子などのことを言います。

古くは弥生時代に作られ土木技術と共に発達したもので元々は外部の仕切りがメインでしたが、大陸から技術が伝播することにより内部の仕切りに発展しました。日本の風土や気候に合わせて引戸が中心的に発展していき、明治以降は海外からの開きドア(洋風な扉)の文化が取り入れられて現在のような住宅の文化にいたります。

建具は日常生活で普段何気なく使われ、また住まいや建物においてとても重要なものです。

建具職人の仕事

Joiner's job

大工さんの仕事に似ている?

建具職人の技術は、大工さんと同じ技術を用いた、無垢材(木)にほぞをつけて釘などを1本も使わない独特な加工を行うものから、家や建物のイメージに合わせて木目柄や色柄の板を貼るものなどひと言では言い表せないほど多種多様です。

製作したものを家や建物に合わせて加工、取付を行うのも建具職人の仕事です。

仕事のイメージは大工さんと非常に近いところにありながらも、大工さんよりも繊細な仕事や作業がたくさんあることが多く、大工さんが作った家の中のものを作るのが建具職人です。

建具職人の喜び

製作過程において似通った仕様はあっても現場やお客様によって色、形、材料、装飾の全てが変わってきます。流れ作業ではないので毎回違うものを製作する楽しみや喜び、また難しいものをどう作るかなど、完成したときの達成感はとても新鮮でやり甲斐につながります。